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退職

もしも、あなたが会社から解雇されることになったり、他の会社への転職を考えたりした場合、何をどうすればいいのでしょうか?20世紀末に起こったバブル崩壊に端を発する不景気の影響で、終身雇用制・年功序列制度といった日本独自の雇用体系は完全に崩壊したといっても過言ではありません。各企業によるリストラの邁進や国家予算投入などで景気は回復傾向にあるものの、日本国内での有効求人倍率は2006年の段階でようやく1.00倍に回復するという、未だ予断を許さない就業状況です。

退職を知ろう!

一昔前の日本では、定年まで一つの会社で最後まで勤め上げるのが常識として認識されていました。しかし、1990年代初頭に起きたバブル経済の崩壊は不動産価値の低迷を招き、やがて日本の景気を後退させていき、ついには日本独特の雇用制度の崩壊を招きました。

リストラによる雇用情勢の悪化

バブル崩壊以後の雇用情勢がこれほどまでに悪化したのは、「リストラ」という概念が輸入されたことが大きいといえます。「リストラ」とは「リストラクチャリング」の略で、直訳すれば「再構成」という意味です。人件費の削減と同時に組織の構造をシェイプアップさせることで、経費の圧縮を行うことで企業全体を立て直すのが本来のリストラであったのですが、日本に輸入されたリストラは、「企業都合による無節操な解雇のための大義名分」として振るわれるようになってしまいます。これにより、本当に必要な人材さえも企業が放出してしまい、「開発立国」と呼ばれた日本の産業が硬直化し経済の動きが鈍くなり、リストラを促進させるという悪循環に陥ってしまったのです。

バブル崩壊後の退職状況

企業が主導したリストラは、無差別に退職勧告を行うだけでなく「早期に退職を自主的に申し出れば退職金を優遇する」といった方法などが取られています。こうした試みは、技術職にある人は早期退職してフリーランスとして独立を図るなどの起業を促進する働きがあったといえます。しかし、独立した技術者を有機的に纏め上げる手段が無かったため、規制緩和で乱立していった人材派遣会社が受け皿として放出された人材を吸収することになり、現在に至っています。

退職に際して何をすべきか?

では、私たちがもしも退職しなければならなくなった場合には、何をすべきなのでしょうか? そしていつか来る退職のために何を知るべきなのでしょうか?

退職・解雇の種類を知る

一口に「退職」「解雇」といっても、それぞれ複数の性質を持った「退職」と「解雇」に分けられます。この性質を把握していなければ、再就職や求職期間中の手当てに大きく影響を及ぼすことになります。つまり退職者のみならず、被雇用者にとっても「退職」と「解雇」を詳しく知ることはもはや当然のことであるといえます。

雇用保険による失業給付金の手続き

現在の雇用保険は正社員だけでなくアルバイトやパートタイマーでも受けられます。また、雇用保険への加入は企業にとって法令によって義務化しているため、会社が加入していなくてもすべての被雇用者は雇用保険を受けることが出来ます。雇用保険の加入者は、退職・解雇による失業後に手続きをすることで失業給付金を受けることが出来ます。この手続きのためには何が必要なのかを知っておくのは大事なことであると言えます。

病気や出産などによる退職の場合は

人間、生きていれば病気を患うこともあれば、愛する人との間に子供が生まれるものです。しかし、病気をしたまま働き続けることや妊娠中に無理して出勤されるのは、当人にとっても同僚や会社にとっても好ましいことではありません。そういった健康などにまつわる理由で退職する場合には、どのような行政からの援助を受けることが出来るのかを紹介していきます。

ハローワークの利用法

「ハローワーク」と呼ばれるようになった職業安定所は、日本全国の求人情報や雇用制度におけるトラブルの解決を行っています。退職に際して、ハローワークにお世話になることは山ほどあるといえます。ハローワークの賢い活用法や、ハローワークで何が出来るかを紹介していきます。

企業が退職の際に注意すべきこととは?

リストラブーム以来、企業は従業員の退職について軽く感じているところがあるといえます。そのためか、ハローワークや労働基準局に持ち込まれる退職時のトラブルは後を絶ちません。企業側も、退職について深く考える必要があります。そこで、企業が従業員を解雇させる時に何を注意するべきかについても紹介していきます。

何が法令に引っかかるのか?

最近はとみに企業の不祥事が多く散見されているといえます。市場経済というものは、企業が利益を上げて、従業員に還元し、従業員が市場に還元することで成り立つものですが、企業が自社利益だけを考えるとこのサイクルが停滞し、市場経済の悪化を招くことになります。企業がもっとも簡単に利益を上げる方法として多用しているのが、「従業員の待遇を低下させる」「非正規雇用の従業員を増やす」ことです。これらの手法にはどのようなデメリットがあるのかも合わせて紹介していきます。